LLMとユニークなロギング

参考

落合陽一:2024年は超AIが来る

LLMと教育

2020年後半、コロナウィルスのまん延により従来の教育の方法の代替を余儀なくされた。そこでオンラインミーティングツールや動画の利用が行われ、結果として場所や時間に縛られずに優れた教育ができることを実感した。今後はそれに加え、LLMを駆使して個別最適化された教育が進展していく。だれでもものごとを深掘りできるようになる。学校の役割はスキルの習得において減少し、それに伴って社会全体の様々な価値が変わっていく。

LLMとの親和性のある人間

AIと高い親和性を持つ人間が大成する。藤井聡太氏の活躍は、この観点を強調している。「人間の作業がAIに奪われるのではなく、AIを巧みに利用できる一部の人間に奪われる」という言説はおそらく正しい。知的労働は新たな領域も開拓されるだろうが、一部の人間に集中し縮小していくのだろう。

文部科学省のガイドラインから明らかなように、日本政府はLLMの利用に対して慎重でありつつ前向きで、子供たちが早い段階からリテラシーを身につけるよう奨励している。LLMに触れる人数の絶対数が増えることで、LLMとの親和性が高い人間がより多く現れると予測される。

人間のコモディティ化を防ぐ

古い教育方針やビジネス本に書かれたようなやり方では、人間がコモディティ化することになる。それが意味するのは人間がLLMと代替可能になってしまうということだ。

他者が理解しにくい課題にあえて積極的に取り組み、自信を持って探求する姿勢が求められる。

独自LLMが簡単に作れるGPTs

2023年11月にOpenAIが提供を開始したGPTsは、LLMを個人の好みに調整できる新しい機能だ。何と言っても簡単に作れる。だからこそ、そのソースになる情報の取得と構築が魅力的なGPTsを作り出す鍵となる。

自己ロギング

GPTsを使うことで、自己の分身となるようなAIを作成することが可能となる。自分を複製できれば生産性をどこまでも伸ばせる。それには、自分自身の活動データを記述すること、つまり自己ロギングが重要になってくる。素のGPTとは異なるユニークな人間を形づくるにはユニークな活動から得たユニークな思考が必要となる。

所感

自分を複製できたら楽しいだろうと考える。GPTで十分というのは悲しいので、もっと多角的で他分野にわたりインプットし、ミックスして、ユニークにロギングしていきたい。